店主:杉本真也
食べ歩きにうれしいコロッケはトマトならではの赤いタネも楽しい
阿蘇門前町商店街が現在のような観光客が訪れるエリアになったのは、2000年代半ばのこと。このとき気軽に買えて、歩きながら食べられて、何か目玉になる食べ物を作りたい、そんな思いで誕生したのが、熊本ならではの馬肉を使ったコロッケでした。コロッケならぬ、「馬ロッケ」として登場すると、メディアにも取り上げられ、あっという間に看板商品となりました。「馬ロッケ」にひと工夫加え、トマト味の中身にしたのが、「馬ロッケとまと」(200円・税込)です。「馬ロッケ」のタネは馬肉をゆでてつぶしたジャガイモでくるむのに対し、「馬ロッケとまと」は馬肉を使ったミートソースとジャガイモを混ぜ合わせたものがタネ。ここで登場するのがベジッコです。トマトのさわやかな酸味が加わり、すっきりと食べられるコロッケになりました。この店、もとは精肉卸しが中心でしたが、現在は店頭販売が主流。ご紹介した馬ロッケシリーズをはじめ、鶏、牛、豚、馬の肉を使った食べ歩きのおともにうれしいヒット商品をいくつも手がけています。持ち帰りやおみやげにも好適です。